売る気はなくても売れちゃう不動産。中国マネーの恐ろしさを感じた。(前編)
皆様、管理人のツルオです。
現在は自宅と投資物件2件を所有しており、不動産屋で働きながら不動産投資家をまったりとしています。
(不動産屋と言っても仲介はしていない不動産屋です(笑))
そろそろ次の物件を購入したいと思っているタイミングではあるのですが、友人から思わぬ提案がきます。
始まりは
仲介で働いている友人から一本の電話がかかってくる。
友人A「ツルオさんの所有している物件を売らせてもらえません?」
5年位の深い付き合いをしてる友人からのお誘い。
あんまり売る気はなかったが、、、
友人A「専任媒介ほしいです。」
ここで察するツルオ。あー、ノルマあって大変だな。。。
ツルオ「まー、売る気はないけどいいよ。高めの価格設定でだしといて」
友人「ありがとうございます!!」
そんな簡単なやり取りで【専任媒介契約】を結ぶ。
ここから売る気がないはずの池尻大橋の物件の売却へのカウントダウンが始まる。
信用と信頼できる友人
この友人Aは、7年ほど同じ会社で働いた元部下。上司部下の関係ではあったが、気が合うこともあり家族ぐるみの付き合いもしていた。
彼が転職したあとも飲みにいったり遊んだりもしているから、完全に信用と信頼をしている。今では良き友人として付き合っている。
ただ、友人が転職してまだ1年もたっていない。
不動産の営業が大変なのは私自身もよく知っているので困っているなら助けてやるかー、からの専任媒介契約に至ったのだ。
【問い合わせゼロ】からの悪魔の提案
池尻大橋の物件相場からすると、1100万位が売れそうなライン。
しかし売る気のない私は1300万で価格設定をする。
相場より200万も高いw
「この価格で売れたらラッキー」
って思っていたなかで、友人から定期報告を受ける。
「業者からの問い合わせはゼロでした」
まーそうだよねー、でもちょっと残念(笑)。
あわよくば売れるかもなんてちょっと思っていたこともあり、少しだけ胸にチクッと何かが刺さる。
自分の物件は高く売れると思っちゃう親バカみないなもんでしょうね。
まぁ相当高い価格で出してるし、しょうがない。って最初は笑っていたけど、それが何週間も続いてくると
【この物件って人気ないのか?】なんて不安になってくる。
一回くらい問合せくれてもいいじゃん!!
そう思ったところで、友人から悪魔の提案。
「1200万で売り出して反応をみません??」
考えるツルオ。利益を計算し始める
1200万で売却した場合どうなるのか。
◆3年所有した実績
毎月2万円×12ヶ月=24万円/年
24万円×3年間=合計72万円の収入
◆1200万で売却した場合
ローン残債が850万円
友人Aへの仲介手数料とローン完済手数料、司法書士などの手数料を差し引いても250万円以上手元に残る。
72万円+250万円=322万円
3年間で72万のキャッシュフローの恩恵と、売却による250万の利益を考えればすごく良い投資か。。。
単純に1年あたり100万円の利益を出してくれたことになる。
迷う理由は??
勿体ないのは、ローンを組んで購入している点。これがかなり大きい。
会社員時代にローンを組み、その後退職しているため次の融資はかなり厳しい状況なのだ。
◆池尻大橋の物件
某銀行で金利1.5%、20年ローン
なかなかの好条件でローンを組めている物件。自宅以外では唯一ローンを使っている投資用不動産。
さーて、どうすっか。
市場調査も必要かも!!
いろいろ考えてていたけど、「そもそも売る気なかったわ」と思い出す。
ここまでで2ヶ月。
相場は1100万くらいだけど、ほんとにこの辺の価格で売れるのかなー??と気になったので、市場調査も含め価格を下げて反応見るのもいいかも。。。
どーせ売る気はあんまりないし、市場調査は大事だし!!
「よし、1200万で売り出してみよう!」と決断。
1200万でも相場よりは高めなので売れないだろうなーと思うツルオ。
これが、あんなことになるなんて、、